2013年1月6日日曜日

<顧客目線をないがしろにしたビジネスの行先>

 マクドナルドの60秒ルールが話題になっている。この狙いはどうやら回転率の向上のようである。一方で、先般のメニューの撤廃は絞り込みによる効率アップであったと言われている。この2つから見えてくるのは、売る側の都合に偏重した収益第一主義である。
 回転率を向上するのはいいが、はたして急増した客を収容できるスペースは十分なのか? 今でさえ長居する客を露骨に追い返すような状態だというのにである。
 メニューを廃止しオーダーを絞り込むのはいいが、あれこれとオーダー前に悩むのも、実は顧客へ提供する”楽しみ”の一つであったとは考えないのだろうか?

 収益第一主義が鼻につき始めると、たちまち顧客離れが始まり、慌てて修復しようにももう戻ってはこない。”不潔”なイメージは一旦定着すると、払拭するのは容易ではないのだ。

2013年1月5日土曜日

円安の先にある罠

 円安のトレンドが止まらない。遂に1ドル88円を突破し、90円台も視野に入ってきた。国内製造業にとっては朗報である。このトレンドが継続し仮に100円を超えるようなことになれば、久しぶりの好景気に沸くことになるかもしれない。
 しかし諸手を上げて喜んでばかりはいられない。長らく続いた不景気の代償としてこの国の財務体質は瀕死の重傷患者のように脆弱になっている。これを放置したまま好景気に浮かれていると大きな罠が待ち受けているに違いない。それはハイパーインフレに、さらには財政破たん――すなわちデフォルト危機である。国債は暴落し金利は上昇、原材料・燃料の高騰が物価高を招き庶民の生活を圧迫する。
 円安で企業業績や国民の所得が回復すると同時に、税収を増やし赤字国債の削減に充当すべきであろう。さもなくば、小生が「ハンター」で描いたような暗い未来が待ち受けているかもしれないのである。

2013年1月1日火曜日

映画 「チョン・ウチ 時空道士」

 韓国映画である。録画して放っておいたのであるが、あまり期待もせずにそれとなく再生してみた。――驚いた。何というスーパーエンターテイメント! 星4つである。
 時は500年前、天上で幽閉されていた妖怪が地上に逃げ出す。そしてひょんなことからそれを向かい打つことになる不良の道士、チョン・ウチ。物語は時空を超え現代のソウルにその舞台を移し、まさに想像を超えた奇想天外なストーリーが展開される。
 
 幽玄な趣で味付けした映像が、物語をさらに幻想的な世界へと昇華させる。少しとぼけた主人公の振る舞いは、何処かあの「陰陽師」を連想させる。

 久しぶりに上質の(ややB級な雰囲気をも持ち合わせた)最高のエンターテイメントを堪能させていただいた。