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2017年10月11日水曜日

KENPに関する近況報告(amazon Kindle Unlimited)-9月度-

 遅くなりました。Kindleの読み放題(amazon Kindle Unlimited)の9月度の既読ページ数(KENP)の報告になります。結論から申し上げますと、とても残念な結果に終わりました。先月まで7ヶ月続けて記録を更新してきたわけですが、ここへきていきなり3ヶ月前の水準に逆戻りです。

 2月:40,600
 3月:42,700
 4月:55.100
 5月:54,300
 6月:66,200
 7月:66,500
 8月:78,200
 9月:65,700

 このまま衰退の一途をたどるのか、はたまた踊り場を乗り越えて次への飛躍へと向かうのか――
 個人的には、後者の可能性は極めて低いように思え、前者の暗い未来が透けて見えるような気がします。
 しかし、皆様もご存じのとおり、10月よりKindleの新しいサービスが始まりました。そう、Prime Readingという、アマゾンのPrime会員に対して、アマゾンにより選定された人気作品が無料で読めるというものです。これにより無名の作家は読者にアピールすることができ、あわよくば他作品の購入につながったり、あるいはこれを機会により対象作品の多いUnlimitedの会員となって、KENPのカウントアップに貢献してくれるのではないかと、夢のような期待が膨らむわけです。
 といっても今はまだ小生の作品はPrime Readingの対象にはなっていません。しかしそのうちもしかするとその対象に選定されるかもしれません。そんな期待に胸を膨らませながら今月以降の動向に注力していきたいと思います。

2017年9月1日金曜日

KENPに関する近況報告(amazon Kindle Unlimited)-8月度-

 Kindleの読み放題(amazon Kindle Unlimited)の8月度の既読ページ数(KENP)が確定しました。約78,200となり新記録を達成し、かつ7月から比べても大躍進となりました。ご高覧いただいた読者の皆様に感謝です。

 この数ヶ月をまとめますと、

 2月:40,600
 3月:42,700
 4月:55.100
 5月:54,300
 6月:66,200
 7月:66,500
 8月:78,200 (※9月2日修正、US分1000を追加しました)

 となり、電子書籍の市場はますます拡大しているように見受けられます。まあさすがにここらあたりで頭打ちとなる可能性も高く、この先しばらくは横ばい,、もしくは微減といった状態が続くかも知れません。その間になんとか新作を書いて次なる躍進にチャレンジしたいものです。
 ただし一つことわっておきますと、8月は実は有料の広告をいくつか利用しており、その影響ももしかしたらあったのかも知れません。小生の利用した広告は以下になります。

1.Facebook広告
 
 リーチした人数 2,372
 クリック 39
 合計消化金額 ¥5,000
 クリック単価 ¥128

 我々個人作家には信じられない暴利です。
 クリック単価が本一冊分のロイヤリティーと変わらないのですから。
 どうやらFacebook広告は、少なくとも我々個人作家にはむいていないようです。

2.Googleアドワーズ

 表示回数 18,144
 クリック数 645
 総費用 ¥3,162
 クリック単価 ¥5

 クリック単価が¥5とは嬉しい限りですね。
 ただあまりにクリック数が順調に伸びるため、次第に財布の中が心配になってきました。
 しばらくはまだ様子を見るつもりですが、なんとか月額¥5,000くらいで抑えたいものです。

 以上、報告でした。

2017年8月2日水曜日

KENPに関する近況報告(amazon Kindle Unlimited)-7月度-

 Kindleの読み放題(amazon Kindle Unlimited)の7月度の既読ページ数(KENP)の報告です。約66,500でした。6月に対しては微増となりました。

 この数ヶ月をまとめますと、
 2月:40,600
 3月:42,700
 4月:55.100
 5月:54,300
 6月:66,200
 7月:66,500

 となり、引き続き堅調に推移しているように見えます。ただし7月は新作が加わってのこの数字であり、既存の作品の既読ページ数はかなり減っていることになります。といってもこれには理由があり、大手出版社による(コミック等の)無料サービスが提供されたことで、7月の後半にカウント数が大幅に落ちてしまったことがあります。
 しかしその影響もそろそろ薄れ始めたようで、昨日は久しぶりの4000超えを達成しました。今月は夏休みということもあり、どういう結果になるかとても楽しみです。

 以上、報告でした。

2017年6月16日金曜日

KENPに関する近況報告(amazon Kindle Unlimited)-5月度-

 Kindeの読み放題(amazon Kindle Unlimited)の5月度の既読ページ数(KENP)が判明しました。約54,300でした。
 この数ヶ月をまとめますと、
 2月:40,600
 3月:42,700
 4月:55.100
 5月:54,300
 となり、4月に比べると若干減ったものの、上昇傾向にあることは間違いありません。
これを(KENPが始まった)一年前から見ると、

 このように、確実に増加しているのがわかります。ちなみに6月はさらに勢いを増しており、半分が経過した15日時点ですでに30,000を超えております。
 1年以上も新作を出さないでいてこのような状況ですから、おそらく読み放題のユーザー数が予想以上に増加しているものと思われます。
 以上、簡単ではありますが、KENPの報告でした。

 ところで新作の方ですが、今のところ7月1日発表の予定に変更はありません。しかし予想外にページ数が増えてしまい(すでに(文庫本換算で)320ページを超えてしまいました)、いまだに初稿が終わっていない状況です。この先の進捗如何によっては延伸もあり得ることをご承知おきいただきたく存じます。

2017年5月16日火曜日

KENPに関する近況報告(amazon Kindle Unlimited)-4月度-

4月度のKENPの実績が出ました。
 55,114
でした。
2月が40,000、3月が42,000でしたから、少しずつ増えているようです。
新作の発売まで今の調子でなんとか頑張ってもらいたいものです。

なお新作の進捗状況としましては、なかなか思うようには進まず、発表はまだ一ヶ月くらい先になるかなといったところです。

以上、近況報告でした。

2016年8月31日水曜日

Kindle Unlimitedが始まって一ヶ月がたちました ―途中経過のご報告―

 標題のamazonの定額読み放題サービス『Kindle Unlimited』が始まっておよそ一ヶ月が経ちました。事前予告もなしでの開始で、当時はずいぶん戸惑ったものです。


 さて一ヶ月が経過したところで、今日はその途中経過を簡単にご紹介させて頂こうと思います。


 一ヶ月前の小生の予測は、「売上は減少するものの読者数は少し増えるかもしれない」というものでした。
 上記のグラフはKindle Unlimitedのページ数だけを抜粋したものですが、じつは販売数量は開始前よりも少し減っています。
 小生の場合長編作品の一冊あたりのページ数が約400ですから、販売が減った分がほぼKENPの増加数に該当することになります。つまり今のところ、「読者数は以前とあまり変わらない」という結論になりました。ただしグラフを見るとなんとなく右肩上がりのような気がしないでもありませんので、今後に期待したいと思います。

 まあ小生の場合一度はamazonでの販売を諦めた身ですから、今回の結果は期待以上のできといえるでしょう。

2016年8月3日水曜日

個人出版主にとってのKindle Unlimited

 すでにご存じの方も多いと思いますが、Kindle Unlimitedという月額定額制読み放題プログラムが本日開始になりました。いきなりです。対象作品を販売している個人出版主への事前告知もなく(笑)。
 料金は月額980円、微妙な値付けですが、初回30日間は無料で利用可能とのこと。とりあえず利用してみて、それから正式な会員になる人も多いかもしれません。
 問題は読み放題の対象となる書籍のラインナップです。雑誌や実用書はかなり充実しているようで、この辺りを定常的に読まれている方にとっては魅力的なサービスになりそうです。一方で小説はそれほどではなく、特に新刊やベストセラーはかなり限られているようです。

 さて、このサービスが読者にとって魅力的かどうか、あるいはビジネスとして成功するかどうかは、他の専門家の方々に任せるとして、ここでは読者としてではなく、個人出版主として、この先自分たちを取り巻く環境がどのように変わるかを推測してみます。

1.次第に作品が売れなくなる

 まずはKindle Unlimitedの対象となっている作品の、アマゾンの書籍紹介のページを見てみましょう。

 
画像をクリック

 デカデカと「¥0円 kindleunlimited」と書かれ、その下に小さく目立たない字で本来の価格が記されていますね。これを見て正価で買おうと思う人は少ないのではないでしょうか。つまりKindle Unlimitedを利用していない読者も、なんだか損をする気がして購入に二の足を踏んでしまうだろうということです。

 一方で、Kindle Unlimitedの対象でない作品、これはもっと悲惨なことになりそうです。Kindle Unlimitedのユーザーが増えるにつれ、対象外の作品は確実に無視されるようになるでしょう。なにしろ敢えてそれを選ばなくても、無料で読める作品が無数にあるわけですから。そうなると多販路戦略を取っている個人出版主も、販売方法を見直す必要が出てくるかもしれません。
 といってもアマゾンの競合(●天k●boとか)も、今後同様のプログラムを始めるに違いありません。なにしろこのまま放っておけば、読者以前に、作家が次々とアマゾンでの専売に切り替える(作品をKindle Unlimitedの対象にする)可能性があるからです。そうなれば読者も次第にアマゾンに奪われることになってしまうでしょう。

2.読者数は少し増えるかもしれない

 先に述べたように販売数は減る可能性がありますが、読者数は増えるかもしれないと思っています。理由は『知名度という障壁』の低減効果です。財布を気にせず気軽に読めることから、それまで日の当たらなかった作品が多くの読者の目に触れる可能性が生まれるというわけです。これは先行してサブスクリプションモデルを導入した音楽業界を例に取るとわかりやすいでしょう。以下の記事でそのあたりが丁寧に説明されています。



3.ロイヤリティー収入はあまり変わらないか、少し増えるかもしれない

 最後に気になる収益への影響ですが、自身の作品をKindle Unlimitedの対象にしている限りはほとんど変わらないのではと思います。販売数が減った分、Kindle Unlimitedでのページカウントが増えるというわけです。
 ただしKindle Unlimitedの対象外にしている場合は話は別です。近い将来、激減することになるかもしれません。
 先日(まさにこのKindle Unlimitedがらみで)アマゾンのアカウントを剥奪されようかというそら恐ろしい経験をした小生は、これからは多販路戦略を取ろうかと考えていました。しかしKindle Unlimitedにサービスの開始に伴い、またまた戦略を見直す必要があるかもしれません。

 ちなみに現在小生の作品の多くはKindle Unlimitedの読み放題プログラムの対象です。

2016年6月2日木曜日

アマゾンにKDPのアカウントを削除されてしまった件

 このたび、とても信じ難いことが起こりました。表題にあるとおり、何の前触れもなく突然、amazonによりKDPのアカウントが強制的に削除されてしまったのです。同時にすべての作品も削除され、しかも今後新たなアカウントの作成も認めない、との非情なる通達をされてしまいました。
 これにより小生は、これまでの全ての作品の出版を停止されただけではなく、今後も永久にKDPでの出版が出来ないことになりました。
 とても残念です、

 実はわたくし、日本でKDPが開始されてまもなく小説の出版を開始しまして、それからこれまでに10作品以上を販売してまいりました。時々他媒体での浮気をしたことはありますが、基本的にはアマゾン一筋で通してきた、それはもう献身的なユーザーだったわけです。きっといつか感謝の言葉でもらえるだろう、などと思っていたら、それどころか、なんとこの仕打ちです。(´;ω;`)

 ではいったい何が原因でアカウントが削除されたのか――
 それではここで、アマゾンから届いた英文のメールをご紹介したいと思います。(予告メールではありません。アカウントを削除しましたという、事後報告メールです)

----
Hello,

We are reaching out to you because we have detected that borrows for your books are originating from systematically generated accounts. While we support the legitimate efforts of our publishers to promote their books, attempting to manipulate the Kindle platform and/or Kindle programs is not permitted. As a result of the irregular borrow activity, we have removed your books from the KDP store and are terminating your KDP account and your KDP Agreement effective immediately.

As part of the termination process, we will close your KDP account(s) and remove the books you have uploaded through KDP from the Kindle Store. We will issue a negative adjustment to any outstanding royalty payments. Additionally, as per our Terms and Conditions, you are not permitted to open new KDP accounts and will not receive future royalty payments from additional accounts created.
-----

 どうも、「自動生成ツールによって作成されたアカウントによって、私の本の借り入れがあった」、ということのようです。そんなこと私の知ったことじゃない、と言いたいところですが、どうやら「その犯人はお前だだろう」、ということのようです。("゚д゚) 
 つまり、第3者に成りすましてアカウントを作成し、そのアカウントを使って自分の本を借りる。KDPでは本の貸し出し数に応じて報奨金が支払われますから、こうすることで違法に利益を得ることができる、ということのようです。おそらく前例でもあるのでしょう。

 それにしてもひどい話です。まったく身に覚えのない濡れ衣です。
 しかも少し調べればわかるであろうことをきちんと調べもせず、なんの事前連絡もなしにいきなりアカウントを削除するとは、常識では考えられない暴挙です。

 もちろんKDPは一民間企業の提供するサービスであり、公的なサービスではありませんから、契約の範囲内であれば何をどうしようとamazon様の勝手なわけで、小生のような弱者に抗うすべは何もありません。泣き寝入りするしかないのです。だからと言ってただ黙っているのもしゃくなので、ここで怒りをぶちまけたという次第です。ヽ(`Д´)ノプンプン

 問題はこれからどうするか、ですが、執筆はもうやめようかとも思いますし、あるいはもしかすると他媒体を探して、そこに新しい活動場所を見つけるかもしれません。
 いずれにしても今はまだ動揺を禁じ得ない状況で、心の平静を取り戻すまで、少し時間を置きたいと思います。

2014年6月18日水曜日

Google AdWordsで広告を始めましたよ

 Google AdWordsで広告を始めました。じつは本当はこれが初めてじゃなくて、1年ほど前にも出していたんですが、お金がかかりすぎるのと、効果がよくわからないこともあって、いつのまにか放置していたのです。

 であれからもう5作品以上も発表した今、ふたたびAdWordsのことを想い出し、もう一度やってみようかなと、ふと思い立った次第です。

 前回はクリック単価の上限を20円とか30円とかにしてとんだ散財をしたので、今回は長く続けるためにも、と考え、7円に設定しました。あんのじょう、ちっとも表示されません。それでもキーワードを変えたりして、4日目のきょうは、なんとか表示回数170回を達成したのです。ただしクリック数はあいかわらずゼロで、でもよくよく考えるとこれも悪くないんじゃないか、と思えてきたのです。

これって、ただで宣伝できるってことじゃねえか?

 そうなのです、クリックがない限り、課金もゼロなのです。でも広告は表示されます。そこで僕はある名案を思いつきました。

広告に、あえて自分の名前を入れてやろう

 なんという悪知恵……いや、天才。そうです、毎日百回以上も僕の名前がWebに表示されるのです。しかもただで。見ようと思わなくても目に入るに違いありません。そして無意識のうちに僕の名前が脳にすり込まれるのです。サブリミナル効果ってやつですね。いつしか人は勘違いするに違いありません。如月恭介、聞いたことのある名前だな……

 以下が、その広告の一部です。でもこの話はGoogleさんには内緒ですよ。僕の悪巧みがバレたらアカウントを停止されちゃうかも知れませんからね。

 これからもキーワードを工夫して、目指せ一日300回表示、もちろんただで、なのです。


  • 如月恭介のSFファンタジー
  • 神話小説の鬼才が放つ最高傑作――
  • 最高の感動をあなたに【エンジェル】
  • www.amazon.co.jp/dp/B00J71T4CI
  • (モバイル)




2014年6月9日月曜日

悪戦苦闘、そして五里霧中 ――プロモーションの難しさ――

 いつもお世話になっているKDP名鑑さんがショーショートの募集を始められ、そしてあの牛野小雪や月狂四郎さんがさっそく素敵な作品を投稿されていて、僕もこうしちゃいられないぜ、と焦ったものの何もアイデアが浮かばず、無為に酒をあおっていたときのことでした。ふとあることを思いついたのです。きっと左脳が崩壊して無防備になった僕に気づいた悪魔が、こっそりと忍び寄ったのに違いありません。

 絶好のチャンスだな……

 あろうことか、姑息なこの男は、その場を利用して自身の作品の宣伝をかましてやろうと考えたのでした。まったくもって、史上最低の男です。でもまああえてこの駄目男の肩を持つとすれば、それほどまでに彼の作品は鳴かず飛ばずで、手段を選んでいる余裕などなかった、そういうことなわけですね。そして投稿したのがこの作品です。

 エンジェル ――エピローグ、そして第二の戦いへ向けた、プロローグ――

 おい、ショートショートじゃねえじゃねえかよ (`ε´)

 お怒りもごもっとも。僕だって読者の立場だったら、机を蹴飛ばしたに違いないのですから。でもしょうがないのです。もう一度言っておきましょう、僕の作品は鳴かず飛ばずで、手段を選んでいる余裕などないのです。

 で、その結果はどうだったんだよ?


 いきなりきましたね、このウンコ野郎が。聞いて驚くなよ、なんと、

 何も変わらない……

 推して知るべしですね。投稿してからエンジェルは3冊売れましたけれど、これは至って平常運転なわけです。でも断っておきますけど、アプローチは間違っていなかったと思いますし、快く掲載を引き受けてくださった管理人さんにはこの上ないほど感謝しています。効果を得られなかったすべての理由は、僕の投稿作品にあるのです。なにしろすでに完璧な泥酔状態で、キーボードの文字さえよく見えない状態だったわけですから。(まあいつもの執筆もこんな状況で書いてるわけですけど……)

 でも、あきらめません

 失うものなんて何もありませんから、ひたすら前進するだけです

 ということで、次は「殺人は、甘く切ない薔薇の香り」の外伝でも書いてやろうか、なんて密かに企んでいるわけです。

 えっ、もう勘弁してくれ?

 だ、大丈夫です、管理人さん。今度こそ、迷惑はかけませんから……
 

2014年6月4日水曜日

個人出版をやってみての雑感

 がむしゃらに走り続けて3年、最近ようやく余裕(あきらめ?)も出てきて、自分の置かれた環境を、足りない頭でそれなりに観察できるようになりました。併せてとびぬけて寡読だった僕も、ここのところ手当たり次第に本を読み、おかげで多様な表現方法を学ぶことができたような気がします。

 さて、いまから3年半前に小説を書き始めて今日まで、いろいろなことがありました。というか、取り巻く環境が目まぐるしく変わった3年間でした。3年前はもちろんKDPなど存在せず、Wookやパブーといったサイトで配布するしか手段は無かったように記憶しています。でもぜんぜんDLされなくて、僕の場合なんて、1年で10DLもされなかったように思います。

 そして1年半前、いよいよKDPが上陸し、僕たちアマチュア作家に転機が訪れました。最初はそうでもなかったのですが、1、2ヶ月もすると次第に本が売れ始め、時にはレビューも付き、どう言えば良いのか、日の当たらない物置小屋から、いきなり燦々と太陽の降り注ぐビーチに躍り出た、大げさに言えばそんな感じだったのです。このまま書き続ければいつか食っていけるかも知れねえな、そんな幻想を抱かせるに十分な手応えを感じたのでした。ところが――

 新作を出しても出しても、売上げは伸びるどころか勢いを失う一方だし、しかもライバルが次々に現れてはウサギのように自分を追い越していくし、そのうえ大手出版社がセールをやってかき乱すわで、1年半経った今は、もう惨憺たる状況なのです。

 もちろん僕もただ手をこまねいて見ていたわけではありません。Google AdWordsを使って広告も出しました。クリック課金のシステムで、1クリックにつき20円とか30円とか成功報酬を払うわけです。といっても、それが実際に売上げに繋がるのは僅かで、当然赤字です。それでも先行投資と割り切って(2ヶ月で)2万円くらい突っ込みました。そしてその結果は――推して知るべし、まさに先行投資のままで終わってしまったのでした。

 じゃ、もうこのまま個人出版は宴の終わりのキャンプ場の炭火のように、燻り、そして消えるのを待つだけなのか――

 それを考える前に、ひとつ、最近いきなり乱読をかましている自分が思ったことを話しておかねばなりません。それは個人出版作品の品質の高さ、です。もちろんすべてではありませんが、商業作品と比べても引けを取らない、いや場合によってはむしろより面白いと思える作品が多々あるのです。でも残念ながら売れていません。ランキングをみれば一目瞭然なのです。ときには僕の駄作よりも売れてなかったりします。やっぱり駄目なのでしょうか?

 いいじゃねえか、どうでも

 そうなんです、別に何かを失うわけじゃなし、何もせずに無為な時間を過ごすよりも、仮に自己満足で終わるとしても、儚い可能性に期待を抱きながら夢を綴り、そして気がつけば確かな結果として自分の作品がそこにある。それでいいじゃないか、と。その儚い可能性を感じられるだけでも、かつての真っ暗な物置小屋よりも遥かに恵まれているのです。

 といっても、専業作家になる夢を捨てたわけじゃありません。ただその目標を2年後から10年後に、ほんの少しだけ先送りすることにしました。

 心に余裕がなきゃ、良い作品なんて書けっこないからね!
 

2014年5月31日土曜日

Kindle書籍の最新版をダウンロードする方法

 Kindleのメリットとして、コンテンツの内容を簡単に修正できるということがありますが、何もしないでいると、一度購入したコンテンツは更新されません。

 以下の手順で、最新版に更新可能ですので、もし購入したけれどまだ読んでいない、といった書籍があれば、ぜひ読む前に更新しましょう。

 小生の作品も上記に漏れず、特に「エンジェル」や「殺人は、甘く切ない薔薇の香り」に至っては、もはや初期の版の原形をとどめないほどに変わってしまっています。多少面倒ではありますが、是非とも最新版へのアップデートをお勧めします。



アマゾンのサポートページへ行き、以下の手順で手続きを行ってください。



お問い合わせの種類を選択してください


  Kindle を選択してください。


次に、「お問い合わせ内容」、「詳細内容」を、以下のように選択してください。



「お問い合わせ方法」は、以下のように「Eメール」を選択してください  



すると以下の画面が現れますので、
























以下の文章を入力して送信してください。(赤字の部分は必要に応じて変更してください)
------------------------------------
書名:聞かせてくれ、命の調べを
ASIN: B009XYLPFS
以前このKindle本を購入しました。
最新の版を再ダウンロードをお願いします。
新しいバージョンにアップデートすると、現在保存しているハイライト、ブックマーク、メモおよび読み終えた最後のページ番号が削除されることを、私は十分に理解しており、それらを了解したうえで、最新版のダウンロードを申請します。
------------------------------------

以上で手続きは終了です。まもなく最新版のダウンロードが始まります。



2014年5月28日水曜日

徒然なるままに、個人出版界の近況など

 いつのまにやら頬に吹き付ける風も生ぬるくなり始め、はっきりと夏の到来を感じさせる時節を迎えた今日このごろですが、しばらく、というか、このまえいつ書いたかも忘れてしまうほどブログを怠けてしまい、壁に手をかけ頭をもたげて、思わず「反省」と声を上げてしまった、KDP界のウンコザルこと、如月です。

 さて今日は、標題にあるとおり、無謀かつ僭越な題目に果敢にチャレンジしたいと思います。かつてイマガワさんが身を呈して頑張って、そして玉砕したような……

 まずはこの話題を避けて通るわけにはいかないでしょう。そう、ララノコンです。いきなりたくさんの方々が商業レーベルからデビューされました。このヤロー、じゃなくて、おめでとうございます、なのです。

 KDPではおなじみの作家さんもいらっしゃれば、そうでない方もいらっしゃいますが、さすがに狭き門(たしか応募は300を超えていたと記憶しています)をくぐり抜けた力作揃いです。

 さて次の話題は、僕が懇意にさせていただいている方々です。まずは、犬吠埼さん。重い腰を上げ、いよいよ新作の執筆に入りました。犬吠埼ナイン構想の五番目の章作品、「割られよ、凍てついた王冠よ」という新作を、現在執筆中です。きっと壮大なファンタジニーになることでしょう、完成がとても楽しみです。
 そして、幻夜軌跡さん。もうすぐです。次作は度肝を抜く、とんでもない作品になりますよ。まずはこれをご覧下さい。



 どうですか? みなさんもあまりの驚きにきっと鼻毛が飛び出したことでしょう。これぞ、幻夜軌跡の世界、なのです。おそらくあと1週間くらいで発売になると思います。これは個人出版の世界を変えます。というか、きっとここから新しい世界が始まります。


出版社の方々、唾をつけるなら今のうちですよ!

 次は、小生の愚作を飽きもせずに読んで書評を書いてくださっている、個人出版界の暴れん坊、そう、月狂四郎さんです。どうやら長編を執筆されている模様です。それも、三人称一視点らしいです。えっ、三人称一視点ってなんだって? 僕に訊くなよこのおたんこなす。知る分けねーだろ。とにかく、いろいろと難しいやつなんだよ、きっと。
 ま、冗談はさておき、これほどの筆致を誇る暴れん坊将軍のことです、世間をアッと言わせる大作になるに違いありません。

 そして最後に、僕同様、KDPエブリスタの二股をかけている婆雨まうさんです。どうやらKDP1本行くかどうか悩まれている模様。わかります。じつは僕もそうですから。KDPセレクトで70%の印税を得るためには、アマゾンに身も心もすべて捧げなければならないのです。(じつは僕も悩み中です)

 ということで、とりとめのない話で汚してしまって申し訳ありませんでした。また新着ニュースが入り次第、報告させていただきたいと思います。

 (ウンコ出版記者:如月)
 

2014年4月18日金曜日

文学フリマに向けて、のぼりをつくったよ #bunfree

 なにしろ初参加、気合いも入ろうというものです。ということで、試行錯誤ででっかいのぼりをつくってみました。業者の選定から始まって、データの作成、わからないことだらけで四苦八苦しましたが、本日ようやく完成品が届きました。今の気持ちをひとことで言うならば、

大満足!

 なのです。大きさは横60cm縦180cmの特大のやつです。生地はなんだかよく知りませんけれど、まるで絹のように滑らかな肌触りです。しかも驚く事なかれ、たった1枚の作成にも関わらず、値段はなんと、

¥2,106(税込、送料込)

 なのです。デジタル印刷機の発展恐るべし、とつくづく思い知らされました。

 ではまずは開梱前の荷物の記念写真を。


 箱に入っているのがのぼりの台で、その上のビニール袋に入っているのがのぼり、そしてその奥の竿状のものがポールです。ではさっそく開け組み上げてみましょう。




 す、すばらしい……

 もう今から待ちきれませんね。ぜひ皆さんもこののぼりを目指してブースに立ち寄ってください。隣には犬吠埼さんが、さらにその隣には幻夜さんもいますよ。


ちなみに、のぼりの作成をお願いしたのはここです。(ぜったいに赤字だと思います)

(ポールと台はAmazonで買いました)

2013年12月12日木曜日

個人出版が成功する一つの形 ―幻夜軌跡さんの新作に思う―

 年末になり仕事もあれやこれやと忙しくなってきた最中、目覚まし時計の騒音の件で娘と大喧嘩をしてしまい、心身共にボロボロの如月です。さて、今日は僕の話を聞いていただく前に、このブログを読んでいただきたいと思います。幻夜軌跡さんのブログです。

幻夜軌跡のブログ(のぎのぎ出版) 『疎外』アップロードしました!

 幻夜さんの新作発表のお知らせなわけですけれど、読む進めるうちに、僕には個人出版のあるべき未来の姿が見えてきたような気がします。キーワードは、以前にもブログで申し上げた『品質の担保』です。

 執筆の後しばらく時間をおいて自分の作品を読み返すと、実はいろいろなことが見えてきます。それは構成の甘さであったり、文章の稚拙さであったり、あるいは不十分な状況描写であたりするわけです。しかし実はこの”しばらく時間をおく”という作業はとても無駄なことであり、決して必要ではないような気がするのです。一人でやろうとするからそうなるわけで、白紙の状態の第3者がいれば、リアルタイムでそれを実現できるはずです。

 僕はよくは知りませんが、商業出版の世界ではおそらくそれが当たり前のようになされているのではないかと推測します。そう、著者と出版社の担当の方との間でです。そしてそれが結局、作品の『品質の担保』に繋がっているのではないでしょうか。

 もしそうであれば、商業出版にあって個人出版に欠けている決定的なもの、すなわち『品質の担保』は、今回の幻夜さんのような試みによって補完できる可能性があると思います。

 商業出版のインフラを介さずに、フリーの作家推敲(校正)担当者イラストレーターが作品を仕上げ、そしてそれを世に出す。まさに電子書籍時代の一つのあり方のような気がしてならないのです。

 僕はオタクで対人関係が大嫌いな人間なので幻夜さんのようなチャレンジは出来ませんが、是非とも幻夜さんには成功していただいて、個人出版という世界の勝利の方程式を完成していただきたいと願うばかりです。

2013年12月11日水曜日

個人作家の時給

 こんな話をすると気分を害する人がいることを百も承知で書きます。ついつい気になったのです。個人作家の労働に対する報酬は時給に換算するといくらなのだろう、と。
 もちろん個人作家といっても、様々です。アマゾンで年間なんとか賞に入賞したあんな人もいれば、僕のようにそれを鼻毛を抜きながら他人事のように眺めている間抜けもいます。なので今日は、その間抜けを例にとって検証してみたいと思います。

 先月、今月は売上げがとても好調でした。ですからこれは本来の僕の姿ではないことを前置きして話を進めます。(よろしいですね、税務署殿)

 先月の有料本の売上げはおよそ300冊でした。今月は10日が終わって50冊強。ということは、今月末には100冊から150冊になるものと予想されます。来月はさらに減って50冊か、いっても100冊まででしょう。そして再来月は新作の発表がありますのでふたたび300冊を目指すと。(本当かよ、おい・・・)
 以上から推測するに、一ヶ月当たりの平均売上げはおよそ170冊です。これがすべて250円の本だと仮定すると、1冊当たりの利益が170円ですから、1ヶ月の総収入が3、170円X170冊=3万円弱。

 次はいよいよ時給の計算です。3ヶ月に1作のペースで長編を発売することを前提としていますから、1日の平均執筆時間は2時間ほどでしょう。と言うことは1ヶ月で60時間。もう簡単ですね。

30,000円÷60時間 = 500円/時間

 サルでも出来る計算です。そうです、時給は実は500円だったのです。これが高いと考えるか安いと考えるかは、人それぞれでしょう。もちろん各自治体が決めている最低時給(800円強)には遠く及びませんが、メリットもたくさんあるのです。

1.実は趣味であって、収入はおまけに過ぎない
2.誰に指図されることもなく自由である
3.時間に縛られることなく、書きたいときに書けばいい

 これで最低時給の6割以上ものお金まが貰えるなんて、素晴らしいですね。複雑で難解な計算に敢えてチャレンジした甲斐もあったというものです。
 しかし忘れてはいけないことが一つあります。それは、

必要経費です

 パソコンや一太郎といった執筆に必要な設備投資は一切考慮していません。それよりも何も、僕の場合は、実はもっと大きな必要経費が隠されているのです。そう、頭のいい読者さまなもうおわかりですね。

酒です

 発泡酒を1日2本、ウィスキーを1週間にやはり2本、これがなければ小説なんて絶対に書けない僕にとっては、まちがいなく必要経費です。そうやって色々と考えてみると、

実は時給どころか大赤字

 なわけですね。

 やっぱり計算なんてしなきゃよかった、といまさら後悔している情けないオヤジでした。

2013年11月16日土曜日

電子書籍時代の、勝利の方程式

おいっ!

 な、なんだよ・・・・

なーにが勝利の方程式だ! 業界のラストランナーのお前の話なんぞ、聞きたくもないわっ!

 まあ落ち着きなよ。せっかくためになる話をしようとしているんだから。いいかい、僕にはわかったんだよ。書籍ビジネスの向かうその先が。鍵は、品質の担保だね。

品質の担保?

 そうだよ。例えば本を読もうとするとき、君は何を基準に選ぶ?言っとくけど表紙がエロいとかは無しだからね。えっ、世間の評判

とても良い答えだね

 で、ほかには? 出版社? それも悪くないね。日和見主義で主体性のない君らしい考えだ。でも間違ってはいないよ。世間の人の大半はそうなんだから。そして、まさにそこに勝利の方程式が隠されてるってわけさ。その秘密を解く鍵が、君の言った世間の評判出版社という言葉に隠されているわけだ。

 実際これまでは、書店の目立つところに並べられた大手出版社の本が飛ぶように売れたわけだ。でも決して面白いから売れたわけじゃない。なにしろ読み終わるまではその本が面白いかどうかなんてわからないわけだからね。じゃあなぜ人はそれを買うのか?

面白いに違いない、からだよ

 大手出版社の厳しいフィルターにかけられ、とことんチェックされた作品、、しかも書店がコストをかけてまで売り出す作品。それだけで面白さが担保されていているわけだよ。だから人は安心してその本を買う。その次に来るのが、世間の評判さ。まずは人に読まれなきゃ、評判も何もあったもんじゃないからね。

まさにお前の本だな

 ・・・まあね。で、そこで次代の電書ビジネスの話になるわけだ。まずは出版社。これは今言ったように、電書の世界においてもとても重要な役割を果たすと思うよ。でも従来とはその存在意義が大きく変わると思うんだ。なにしろ、製本や流通といった機能はどんどん必要なくなってくるわけで、一方で、良作を発掘してそれを磨き上げる能力が、今まで以上に重要になってくる。つまり作品の質が今まで以上に重要になってくると思うんだ。なぜならば、電書時代になるとネットの存在がとても大きくて、評判を思うようにコントロールできなくなってしまうからだよ。好評にしろ悪評にしろ、瞬く間に世間に広まってしまうからね。

 そういう時代に対応するためには、紙の本の製造や流通に割いてきたリソースを出来るだけ早く縮小し、代わりに、創作に対して今まで以上にリソースを投入した会社が成功をおさめるんじゃないかと思うんだ。この出版社の作品なら、きっと面白いと、品質を担保できる会社こそが、より成功をおさめるんじゃないかと。

 でも、よくよく考えたら、それは従来の出版社じゃなくても出来ることなんだよね。むしろ製造や流通といったよけいな負の資産がない分だけ、却って新参者にチャンスがあるのかもしれない。要は、良作を厳選し、それを完成させる能力、さらに言えば、それを売り込む広告宣伝の力。もちろん、世間から認められるには時間がかかるだろうし、すぐには成功しないだろうけど、品質を担保できることがいったん認知されれば、新しい形態の、いわゆる電書販売元として確たる地位を築けるかもしれないよ。
 
でも、メガネにかなわない君のような個人作家は、ますます居場所がなくなるね

 まあそういうことさ・・・だから今のうちにたくさん作品を書いて、次代が訪れるまでの短い春を謳歌しようってわけさ。

だから、もう僕のことはほっといてくれ
   

2013年11月9日土曜日

インタビュー:個人出版で注目の、あのおっさんに聞く

なんだよ、このタイトル・・・

 いや、誰もインタビューしてくれないんで、自分ですることにしたんだよ。じゃさっそく。

〈今回のインタビューは、除妖師シリーズで文壇に旋風を巻き起こしている、KDP界のサラブレッドこと、如月恭介さんです〉

 
              

お、おい、いきなり今流行りの偽装かよ・・・

 あー、うるさい。外野は無視して、さっそく始めるよ。


Q-1:年齢や、職業等、お話いただける範囲で構いませんので如月恭介さんについて教えてください。

 歳は100歳、仕事はうたた寝です。


Q-1:ご、ご趣味は?

 酒です。一人で飲むのが好きです。えっ、銘柄? マッカランですね。ネットリとした上品な甘さの中に香る、スパイシーなビート臭。もうたまりません。あ、それからラフロイグも好きです。劇薬にも似た荒々しい香り、喉を焼くような刺激が僕を涅槃へと誘うのです。

Q-2:(そのまま涅槃で成仏しろよ・・・) で、除妖師を書かれたきっかけは?

 きまってるでしょ、そこに白紙の原稿用紙があるからです。まっさらな原稿用紙を見ると、素敵な文字で埋めて魂を入れたくなってしまうんですね、僕は。(`・ω・´)

Q-3:(いっぺん死ねよ、おっさん・・・) 好きな作家は誰ですか?

 浅田次郎さんに、奥田英朗さん。赤川次郎さんや、阿部寛さんやキョンキョンも大好きです。

Q-4:(おい、作家じゃない人が混じってんじゃねーかよ・・・) 作品を書く上で心がけていることはありますか?

 冷蔵庫のビールが空になっていないか確認することですね。あ、それから、煙草の買い置きをチェックすることも、とても重要です。

Q-4:もしあなたの作品が紙の本として書店に並ぶとして、この本の隣に並べて欲しいというような本を、3冊挙げてください。

 出来損ないの天使、優しい悪魔、ハンター

い、いえそうじゃなくて、他の方の作品を・・・

 出来損ないの天使、優しい悪魔、ハンター!

・・・Q-5:次の作品の構想がありましたら、教えてください
 ポップでビビッドなマッド・ファンタジー

はあっ? なんですか、それ?(゜Д゜)

 だから、ポップでビビッドなマッド・ファンタジー! 読んだら鼻血が出るような、エキサイティングでマッドな異次元世界! 心臓の弱い人は、ぽっくり逝かないように気をつけな!

 こ、ここでインタビューは強制終了とさせていただきます。読者の皆さま、大変お見苦しいものをお見せしましてまことに申し訳ございませんでした。

 

2013年10月29日火曜日

祭りの後 -KDP無料キャンペーン、後日談-

 ここのところ急に寒さが増し、1ヶ月くらい暦をスキップしたような気候になりました。
 さて、先日終了しましたきんどうさん主催の第3回一斉無料キャンペーン『Kindle1周年杯』ですが、2日間でのDL数が約520と、僕にすれば出来過ぎとも言える結果に終わりました。ランキングが3位となっていますが、実際は4位です。終わり際にたまたま晴海さんを追い越してしまったためで、総DL数では圧倒的に劣っていますから。(ちなみにNo.1の晋太郎さんは800超えらしいです。恐ろしい話ですね)

 さて先日も述べましたように、問題なのはその後です。ではどうなったのか? 以下が、キャンペーン後の(現時点での)販売数(概数)です。

          2日後  3日後   4日後 ・・・ 6日後  7日後
 □ 除妖師    35冊   50冊   57冊     79冊   96冊
 □ 除妖師II    12冊   21冊   24冊     32冊   39冊

 ※青字は後日追記 4日目にして早くも完全失速状態に・・・
 ※と思ったら、6日目にまた少し盛り返し
 ※7日目、なぜか勢いが止まらない

 除妖師の35は、まあキャンペーン2日後としてはありきたりの数字ですが、問題なのは、除妖師IIです。除妖師のキャンペーンの520DLユーザーのうち、実際に読まれた方はおそらく50人程度と思われます。ということは、その続編である除妖師IIは、その50人のうちの僅か4分の1の方にしかご購入いただけなかったことになります。とても哀しい事実です。それにしても、なぜなのでしょう?

言わせるなよ・・・面白くなかったからに決まってんだろ

 とても残念です。連載ものというのは、知りたくもない事実を容赦なく露呈する恐ろしい悪魔ですね。しかし、悔やんでいても仕方がありません。事実は事実であり、おかげですっかり踏ん切りがつきました。次作は除妖師IIIをやめて、新しいジャンルにチャレンジすることにしました。テーマはずばり、

マッド・ファンタジー

 です。殺人を題材にしながらも、それでいてポップビビッドなファンタジーという荒技に挑戦するつもりです。これも連作ものにする予定すが、第一話を書き終えたらいったん除妖師IIIに戻るかもしれません。(実は除妖師はIIIから、世界を股にかけて弾けまくる予定だったんです)

未練がましい奴だな

 許してください。除妖師と除妖師IIを書き続けたこの5ヶ月間、すっかり主人公になりきっていただけに、簡単には諦めきれないのです。それに、作者の意図を超えて勝手にアドリブで暴れ回った登場人物たちにも、少なからず思い入れがあります。とは言っても、読んで貰えなければただのゴミです。いや、ゴミ以下です。ということで、次作こそは頑張ります。そして世間をアッと言わせてやります。

アーッ、と言われるのがおちだな・・・

 まるでわかっていませんね。毎度言いますが、重要なのはチャレンジです。まだ誰も経験したことのないような、ポップでビビッドな狂気の世界。これも3ヶ月でかき上げますので、是非期待して待っていてください。

P.S と、空元気で吠えまくっていますが、さすがに少し疲れました。できればしばらく冬眠していたい気分です。

2013年10月22日火曜日

KDPでの無料キャンペーンの効用

 先週の土曜日の会社のボーリング大会での奮闘が災いし、今頃になって腰痛に苦しめられている、運動不足の老いたオタクです。

 さて、今日も前回に引き続きKDPに関するお話を少しばかり。テーマは、無料キャンペーンです。

 ところで、読者の皆さんは無料キャンペーンでダウンロードした本をどうされていますか? ぜんぶ読んでいる?

それは素晴らしい、読者の鏡です

 でもそういう人は、実はあまり多くはないんじゃないでしょうか? 実際、僕もそうです。というか、ほとんど読みません。仮に読んだとしても、たいていは途中で放置してしまいます。面白くないから? いいえ、違います。

貧乏性だからです

 無料だとついついダウンロードしてしまう。でもそこでもう満足してしまって、読まないうちに書庫にたまる一方。でもお金を出して買った本は違います。勿体ないからと、多少面白くなくても最後まで読もうとする。そして読んでいるうちに次第に面白くなってくることもしばしば。その頃には無料でゲットした本のことなんてすっかり忘れてしまっている。埃は被らないけれど、メモリを食いつぶすただのゴミとなっているわけです。
 つまり、僕たちが無料キャンペーンをやっても、そして何百ダウンロードされたとか言って喜んでいても、実はそれを読んでいる人はほとんどいないのです。

じゃあ、無料キャンペーンなんて意味ないじゃん

 ふうっ・・・あなたは個人出版の厳しさが何もわかっちゃいませんね。いいですか、何もしなければ一冊も売れないこともあるのです。運良く書評のサイトに取り上げていただければ別ですが、これだけ個人出版が増えてくると、それすらも狭き門です。

だから無料キャンペーンなんです

 仮に400部ダウンロードされたとすれば、そしてもし10人に1人くらい奇特な方がいたとすれば、その本は40人くらいの方に読んでいただけることになるのです。
 しかも無料キャンペーンの効果はそれだけじゃありません。というか、こっちの方が重要です。それは、キャンペーン終了後に一時的に本がたくさん売れるということです。これはとても重要なことです。なにしろ有料で売れるわけで、おそらく貧乏性に違いないその読者たちは、その本を最後まで読まれることでしょう。

失礼だろう

 すみません、つい口が滑ってしまいました。

 ところで、無料キャンペーンンをやった後にどうして本が売れるのでしょうか? 最初は僕も不思議でなりませんでした。実はいまだにはっきりとはわかっていないのですが、その答えは、ランキングアフェリエイトさんにあるような気がします。

 無料キャンペーンで販売数が上位に食い込むと、アマゾンでのランキングが上がります。そして上位ランクの本は、アフェリエイトさんの目に留まり、突然のように露出が増えるのです。そして露出が増えると売上げが増し、書評サイトに取り上げられる可能性も高まります。こうなると、もうウハウハです。でも勘違いしてはいけません。

決してあなたの作品が評価されたわけじゃありませんから

 ただ目立っただけなのです。そしてここで調子に乗っていると、その後の反動に再起不能なまでに打ちのめされるハメになります。2週間もすればまったく売れなくなり、しかも、もしあなたの作品が駄作であったとしたら、もう二度とその人はあなたの本は読まなくなるでしょう。それどころか、お金を払って、しかも貴重な時間を費やして、場合によってはあなたへの殺意が芽生えるかもしれません。

それ、おまえだな――まちがいなく

 ・・・だから後で後悔しないように、無料キャンペーンは自分の一番の自信作でやった方がいいと思います。それで駄目だったなら、あきらめもつくというものです。

 僕なんて、いったい何度諦めをつけたことでしょう。でも結局は諦めきれずに、サルのように同じことを繰り返しているわけです。そのたびに読者を怒らせ、きっと巷には、僕への殺意が溢れ返っているに違いありません。

 出来るだけ外出を避け、どうしても、というときは、なるべく明るくて人通りの多い道を選ぶ今日この頃です。