2017年2月15日水曜日

東芝に関する驚愕のニュース

東芝に関する驚愕のニュースが報じられました。同社の3Q決算の発表が延期になった原因である「内部通報」の概要が明らかになったのです。なんと志賀会長とロデリック会長がウェスチングハウスの幹部に対し、東芝にとって有利な会計になるように圧力をかけたというではありませんか。つまり粉飾決算の強要です。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170215-00000024-nnn-bus_all

もしこれが事実なら、内部統制が完全に機能していないことを意味し、特設注意市場銘柄にある同社にとって、以下の「上場廃止条件」に該当することになります。

『――なお、当該指定から1年6か月を経過した日(2017年3月15日)以後に、同社から再提出される内部管理体制確認書の内容等を確認し、内部管理体制等について改善がなされなかったと認められた場合は、同社株式は上場廃止となります。』
http://www.jpx.co.jp/news/1021/20161219-14.html

決算発表が延期になった理由も、もしかすると、上場廃止の可能性が極めて高くなったことを受け、その上場廃止のリスクを決算書の『継続企業の前提に関する重要事象』に記載するよう主張した監査法人と、それに反対する東芝側との意見が折り合わなかったからなのかもしれません。