本作品は前編、後編の二分立てになっており、いちおうエンジェルの続編と謳ってはおりますが、基本的にはエンジェルとは独立した作品であり、エンジェルを読まなくとも特に問題はありません。
※なお前編のみ無料で配布させていただきますので、気軽にダウンロードして下さい。
ではさっそく紹介文から――
ついにあの《エンジェル》の続編が登場!
-----
時は西暦二三二〇年――
滅亡の危機から脱して三百年、人類は驚くべきスピードで科学技術を発展させ、そしてついに不老不死を手に入れた。
もはや怖れるものなど何もない――そんな折、彼らは惑星ニビルの接近を知る。
何を隠そう、そのニビルこそが、彼ら人類を創造した神々の住む惑星に他ならなかった。
そして創造主との再開を前にして、あろうことか人類は、とんでもないことを画策し始めた――
創るもの、創られしもの、生命の糸が複雑に絡み合い、神話の世界がいま、新たな叙事詩を壮大なスケールで綴る――
-----
■ページ数(40字x16行換算)
前編:150ページ
後編:150ページ
前作エンジェルでは想像の中での神々との争いをテーマにしましたが、本作では舞台は三百年後に移り、いよいよその神々が人類の前に姿を現わします。
そのころ神々の降臨を察知した人類はその神々を敵対視し、彼らと争うことを決意します。しかもあろうことか自分たちに似せて知的生命体=ヒトを創造し、その知的生命体にその戦に当たらせることにしたのです。
神々、人間、ヒト――創るもの、創られしもの、それぞれがそれぞれの思いを胸に抱き、そこには種を超えた憎悪が生まれ、その一方で友情や愛も芽生え、際限のない生命の循環を永久に繰り返していく――
本作品はそんな永遠の循環の中で起こった、とある小さな物語を綴ったものです。