2014年6月28日土曜日

Windoows8マシーンが簡単にアップグレードできたお話(ハードの入れ替え)

Windows8、そしてWindows8.1と最新のOSに果敢にチャレンジし続けてきて、いよいよ限界を感じ始めました。そう、ハードウェアです。ちなみにこれまでの構成は、

マザーボード Intel DP43TF(2008年秋発売)
CPU Intel® Core™2 Duo 2.8GHz
Memory DDR2 8GB

ということで、自作してまだ4、5年しかたっていないのですがすっかり時代に取り残されてしまい、特に最新のアプリや周辺機器との相性が悪く、いろいろと問題を起こしていたのです。そしてそうこうするうちに、リビングのパソコン(嫁と娘用、こっちはもっと古くたぶん7年前くらいに自作))が先に瀕死の状態陥り、結局先日マザーボードやCPUを入れ替えたばかりなのです。

 このとき、(どうせ僕のじゃないし)出来るだけ安く上げようということで、CPUはCeleron G1630(2コア、2.8GHz)、マザーボードはASUSTeKのB75M-PLUS(MicroATX)にしたのですが、これがおもいのほか速い。CPUとマザーボード合計で12,000円とはとても思えないコストパフォーマンスなわけです。ただ、ハードウェアをごっそり変えたわけで、当然のようにその後のセットアップが大変です。OSをクリーンインストールし直して、アプリケーションもすべて入れ直すという、言葉では語り尽くせないほどの苦行が待ち受けていたのです。

 そのこともあって、僕用のパソコンは手つかずにいたのですが、いよいよ我慢ならなくなりました。ブラウザ(Chrome)すらもまともに動かなくなってしまったのです。ということで、前回家族用のパソコンで味をしめた僕は、それと殆ど同じ構成で僕用のパソコンもUpGradeすることにしました。(メモリだけは家族用の4Gに対して8Gに増やしましたけど)

 そしていよいよ週末がやって来て、ハードウェアの交換作業の開始です。そしてその後で、OSをクリーンインストールして、その後で膨大なアプリを……と考えながらネットサーフィンをしていた僕は、とある記事に目を留めました。

ま、まじ?

 一瞬、目を疑いました。そこにはある人の経験談として、Windows8搭載のマシーンのマザーボードを変えても、それまでのシステムドライブをつないだら(OSの再インストールなしで)動いた、と書かれていたのです。

 がぜん、僕は燃えてきました。もし失敗してもクリーンインストールし直せば良いだけの話で、試してみる価値はじゅうぶんあります。さっそく僕はマシーンを組み立て、これまで使っていたHDDをつないで、おそるおそる電源を入れました。

やっぱりだめか……


 何も表示されません(※1)。でもHDDへのアクセスランプはせわしく点滅しています。

ここで焦っちゃ駄目だな……

 今日は僕らしくもなく落ち着いていて、映画でも観てゆっくりと待つことにしました。そしてそれから2時間後――
 パソコンがシャットダウンしました。もう一度電源を入れると、また画面には何も表示されないまま、やはりHDDのアクセスランプが点滅しています。そしてそのとき初めて、モニタへの接続が間違っていたことに気づいたのです(※1)。HDMIケーブルをつなぎ直すと、あーっ!

あの品のないWindows8の迷彩色の画面が現れたじゃないですか!

もうあとはとんとん拍子です。 それにしても驚きです。まさかハードウェアの違いを検知して、必要なドライバー類をネットから勝手にダウンロードしてきたのでしょうか? いや、そうとしか考えられません。なにしろ、マザーボードのインストールディスクはおろか、Windowsのシステムディスクすら一度も入れてないのですから。

 ということで、今は極めて快適なPC環境を満喫しているところです。

あっ、でもぜったいに真似はしないでくださいね。というか、期待しないでくださいね。僕だけたまたまうまくいっただけかもしれないですから。
 

※1)じつはモニタへの接続が間違っていたためで、おそらく何か表示されていたのに違いありません。(元々のモニタの設定がグラフィックカードを使うようになっていたのに、CPU内蔵のグラフィックのポートにつないでいたのです)

2014年6月18日水曜日

Google AdWordsで広告を始めましたよ

 Google AdWordsで広告を始めました。じつは本当はこれが初めてじゃなくて、1年ほど前にも出していたんですが、お金がかかりすぎるのと、効果がよくわからないこともあって、いつのまにか放置していたのです。

 であれからもう5作品以上も発表した今、ふたたびAdWordsのことを想い出し、もう一度やってみようかなと、ふと思い立った次第です。

 前回はクリック単価の上限を20円とか30円とかにしてとんだ散財をしたので、今回は長く続けるためにも、と考え、7円に設定しました。あんのじょう、ちっとも表示されません。それでもキーワードを変えたりして、4日目のきょうは、なんとか表示回数170回を達成したのです。ただしクリック数はあいかわらずゼロで、でもよくよく考えるとこれも悪くないんじゃないか、と思えてきたのです。

これって、ただで宣伝できるってことじゃねえか?

 そうなのです、クリックがない限り、課金もゼロなのです。でも広告は表示されます。そこで僕はある名案を思いつきました。

広告に、あえて自分の名前を入れてやろう

 なんという悪知恵……いや、天才。そうです、毎日百回以上も僕の名前がWebに表示されるのです。しかもただで。見ようと思わなくても目に入るに違いありません。そして無意識のうちに僕の名前が脳にすり込まれるのです。サブリミナル効果ってやつですね。いつしか人は勘違いするに違いありません。如月恭介、聞いたことのある名前だな……

 以下が、その広告の一部です。でもこの話はGoogleさんには内緒ですよ。僕の悪巧みがバレたらアカウントを停止されちゃうかも知れませんからね。

 これからもキーワードを工夫して、目指せ一日300回表示、もちろんただで、なのです。


  • 如月恭介のSFファンタジー
  • 神話小説の鬼才が放つ最高傑作――
  • 最高の感動をあなたに【エンジェル】
  • www.amazon.co.jp/dp/B00J71T4CI
  • (モバイル)




2014年6月9日月曜日

悪戦苦闘、そして五里霧中 ――プロモーションの難しさ――

 いつもお世話になっているKDP名鑑さんがショーショートの募集を始められ、そしてあの牛野小雪や月狂四郎さんがさっそく素敵な作品を投稿されていて、僕もこうしちゃいられないぜ、と焦ったものの何もアイデアが浮かばず、無為に酒をあおっていたときのことでした。ふとあることを思いついたのです。きっと左脳が崩壊して無防備になった僕に気づいた悪魔が、こっそりと忍び寄ったのに違いありません。

 絶好のチャンスだな……

 あろうことか、姑息なこの男は、その場を利用して自身の作品の宣伝をかましてやろうと考えたのでした。まったくもって、史上最低の男です。でもまああえてこの駄目男の肩を持つとすれば、それほどまでに彼の作品は鳴かず飛ばずで、手段を選んでいる余裕などなかった、そういうことなわけですね。そして投稿したのがこの作品です。

 エンジェル ――エピローグ、そして第二の戦いへ向けた、プロローグ――

 おい、ショートショートじゃねえじゃねえかよ (`ε´)

 お怒りもごもっとも。僕だって読者の立場だったら、机を蹴飛ばしたに違いないのですから。でもしょうがないのです。もう一度言っておきましょう、僕の作品は鳴かず飛ばずで、手段を選んでいる余裕などないのです。

 で、その結果はどうだったんだよ?


 いきなりきましたね、このウンコ野郎が。聞いて驚くなよ、なんと、

 何も変わらない……

 推して知るべしですね。投稿してからエンジェルは3冊売れましたけれど、これは至って平常運転なわけです。でも断っておきますけど、アプローチは間違っていなかったと思いますし、快く掲載を引き受けてくださった管理人さんにはこの上ないほど感謝しています。効果を得られなかったすべての理由は、僕の投稿作品にあるのです。なにしろすでに完璧な泥酔状態で、キーボードの文字さえよく見えない状態だったわけですから。(まあいつもの執筆もこんな状況で書いてるわけですけど……)

 でも、あきらめません

 失うものなんて何もありませんから、ひたすら前進するだけです

 ということで、次は「殺人は、甘く切ない薔薇の香り」の外伝でも書いてやろうか、なんて密かに企んでいるわけです。

 えっ、もう勘弁してくれ?

 だ、大丈夫です、管理人さん。今度こそ、迷惑はかけませんから……
 

2014年6月4日水曜日

個人出版をやってみての雑感

 がむしゃらに走り続けて3年、最近ようやく余裕(あきらめ?)も出てきて、自分の置かれた環境を、足りない頭でそれなりに観察できるようになりました。併せてとびぬけて寡読だった僕も、ここのところ手当たり次第に本を読み、おかげで多様な表現方法を学ぶことができたような気がします。

 さて、いまから3年半前に小説を書き始めて今日まで、いろいろなことがありました。というか、取り巻く環境が目まぐるしく変わった3年間でした。3年前はもちろんKDPなど存在せず、Wookやパブーといったサイトで配布するしか手段は無かったように記憶しています。でもぜんぜんDLされなくて、僕の場合なんて、1年で10DLもされなかったように思います。

 そして1年半前、いよいよKDPが上陸し、僕たちアマチュア作家に転機が訪れました。最初はそうでもなかったのですが、1、2ヶ月もすると次第に本が売れ始め、時にはレビューも付き、どう言えば良いのか、日の当たらない物置小屋から、いきなり燦々と太陽の降り注ぐビーチに躍り出た、大げさに言えばそんな感じだったのです。このまま書き続ければいつか食っていけるかも知れねえな、そんな幻想を抱かせるに十分な手応えを感じたのでした。ところが――

 新作を出しても出しても、売上げは伸びるどころか勢いを失う一方だし、しかもライバルが次々に現れてはウサギのように自分を追い越していくし、そのうえ大手出版社がセールをやってかき乱すわで、1年半経った今は、もう惨憺たる状況なのです。

 もちろん僕もただ手をこまねいて見ていたわけではありません。Google AdWordsを使って広告も出しました。クリック課金のシステムで、1クリックにつき20円とか30円とか成功報酬を払うわけです。といっても、それが実際に売上げに繋がるのは僅かで、当然赤字です。それでも先行投資と割り切って(2ヶ月で)2万円くらい突っ込みました。そしてその結果は――推して知るべし、まさに先行投資のままで終わってしまったのでした。

 じゃ、もうこのまま個人出版は宴の終わりのキャンプ場の炭火のように、燻り、そして消えるのを待つだけなのか――

 それを考える前に、ひとつ、最近いきなり乱読をかましている自分が思ったことを話しておかねばなりません。それは個人出版作品の品質の高さ、です。もちろんすべてではありませんが、商業作品と比べても引けを取らない、いや場合によってはむしろより面白いと思える作品が多々あるのです。でも残念ながら売れていません。ランキングをみれば一目瞭然なのです。ときには僕の駄作よりも売れてなかったりします。やっぱり駄目なのでしょうか?

 いいじゃねえか、どうでも

 そうなんです、別に何かを失うわけじゃなし、何もせずに無為な時間を過ごすよりも、仮に自己満足で終わるとしても、儚い可能性に期待を抱きながら夢を綴り、そして気がつけば確かな結果として自分の作品がそこにある。それでいいじゃないか、と。その儚い可能性を感じられるだけでも、かつての真っ暗な物置小屋よりも遥かに恵まれているのです。

 といっても、専業作家になる夢を捨てたわけじゃありません。ただその目標を2年後から10年後に、ほんの少しだけ先送りすることにしました。

 心に余裕がなきゃ、良い作品なんて書けっこないからね!