今日実施されるギリシャの国民投票、個人的には反対多数になるんじゃないかと不安を禁じ得ない。理由は彼らの「被害者意識」。自らが招いた種だというのに反省の色が窺えない。もし仮にそうなったら最低限の衣食住すら確保できず、難民状態になるのは明らかで、欧州経済に与える影響も計り知れない。
— 如月恭介@遅れてきた凡才 (@KyouskeKisaragi) 2015, 7月 4
万が一ギリシャの国民投票で緊縮案が否決されるとその影響が中国に飛び火するかも知れない。リスク逃避の動きから信用取引で盛った株式相場が急落(すでにし始めているけどさらに)して、世界同時株安へと。。。
ミラーレス一眼を買おうか迷っていたけど、しばらく我慢することにしたよ。
— 如月恭介@遅れてきた凡才 (@KyouskeKisaragi) 2015, 7月 5
財政赤字の粉飾をしたギリシャ、一方で劣等生を仲間に入れてユーロ安による経済成長を享受したドイツ、すでにスタートの時点から破綻が決まっていたとしか言いようがないような。。。
— 如月恭介@遅れてきた凡才 (@KyouskeKisaragi) 2015, 7月 5
労働人口の25%が公務員、同20%が観光業へ従事、つまりギリシャの労働者の約半数は公務員か観光業関係。その家族も含めれば、国民の大多数がそこにぶら下がっていることになる。もし国民投票で緊縮案が否決されて治安、金融、社会インフラが破綻するとその観光収入さへ激減し、ジ・エンドかも。
— 如月恭介@遅れてきた凡才 (@KyouskeKisaragi) 2015, 7月 5
ギリシャが破綻すれば中国が手をさしのべるとかの噂も聞かれるけどそれはまずないと思う。国内バブルの後始末で大変だし、これまで行ってきたアフリカ等への多大なる投資も先行き不透明。今の中国にそんな余裕はないのでは。。。
— 如月恭介@遅れてきた凡才 (@KyouskeKisaragi) 2015, 7月 5
ギリシャ、上海株式市場が発端となって世界的な経済不況、娯楽に費やすお金もなくなり、人々は清貧に読書に興じる。そして僕の本も売れて。。。という妄想を抱いていたら涎が垂れ落ちた。
— 如月恭介@遅れてきた凡才 (@KyouskeKisaragi) 2015, 7月 5
悪い予感が当たって、ギリシャはまさかの反対多数。もはやユーロ解脱は避けられない状況で、もちろんギリシャを地獄の赤貧が襲うのは間違いないだろうけど、リスクマネーの引き上げが世界経済に波及し、特に中国のバブルが崩壊する懸念は拭えない。ということでもミラーレス一眼の購入は中止。
— 如月恭介@遅れてきた凡才 (@KyouskeKisaragi) 2015, 7月 6
ユーロという統一通貨は、為替による調整作用がなくなる分、加盟国の秩序ある政策に依存する部分が大きい。財政赤字が膨らめば支出を抑え、給与水準を下げて貿易収支を改善する。ところがそれを無視して赤字を積み重ねてきたこの国は、債権者による最後通告にもNoを突きつけた。
— 如月恭介@遅れてきた凡才 (@KyouskeKisaragi) 2015, 7月 6
ユーロの秩序を守るため、モラルハザードを防ぐためにも、ユーロはこの国の脱退を決断せざるを得ないと思う。
— 如月恭介@遅れてきた凡才 (@KyouskeKisaragi) 2015, 7月 6
これから――
ギリシャがユーロを離脱することはまず避けられないだろう。 これは彼らが国民投票で緊縮策にNo.を下した時点でほぼ決定したことであり、言い換えればギリシャの国民がそれを自ら選んだわけである。
唯一残留する可能性があるとすれば、それは国民投票の結果をリセットし、再び緊縮案を100%受け入れることであるが、それはチプラス首相が自らの責任を認め、退陣することを意味するわけで、まず期待できそうにない。
ではユーロからの離脱はどのようにして起こるのか?
ユーロからの離脱は恣意的にではなく自然発生的に起こるのではないかと思われる。すなわちこの先数日でギリシャ国内の通貨(ユーロ)が枯渇し、公務員給与や年金の支払いが不能に陥る。ギリシャは価値の流動性を確保するため、やむなくユーロに変わる何かを発行しなければならなくなるだろう。その「ユーロに変わる何か=新通貨」が流通し始めたとき、それがすなわちユーロからの離脱を意味するのだ。
その先はたいそう悲惨な結果が待っているに違いない。新通貨の価値はみる下落し、数分の一から十分の一にまで暴落するかもしれない。通貨価値の下落はそのまま所得水準の下落を意味し、その結果物価が異様に高騰し、未曾有のインフレに見舞われるだろう。生活必需品を入手するにも大変な出費を強いられるようになるのだ。
この先欧州各国の対ギリシャ政策は、人道的支援へとシフトするのではなかろうか。すなわち彼らが最低限の生活を確保し、治安を維持し、国が難民で溢れることのないように、各国が人的、物的に、救済の手をさしのべることになるだろう。これが彼らの言った「尊厳」であるとすれば、なんとも皮肉な話である。
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