2013年1月6日日曜日

<顧客目線をないがしろにしたビジネスの行先>

 マクドナルドの60秒ルールが話題になっている。この狙いはどうやら回転率の向上のようである。一方で、先般のメニューの撤廃は絞り込みによる効率アップであったと言われている。この2つから見えてくるのは、売る側の都合に偏重した収益第一主義である。
 回転率を向上するのはいいが、はたして急増した客を収容できるスペースは十分なのか? 今でさえ長居する客を露骨に追い返すような状態だというのにである。
 メニューを廃止しオーダーを絞り込むのはいいが、あれこれとオーダー前に悩むのも、実は顧客へ提供する”楽しみ”の一つであったとは考えないのだろうか?

 収益第一主義が鼻につき始めると、たちまち顧客離れが始まり、慌てて修復しようにももう戻ってはこない。”不潔”なイメージは一旦定着すると、払拭するのは容易ではないのだ。

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