2013年10月16日水曜日

アロマテラピー

 台風による悪天候をいいことに十時過ぎに出社したら、何事もなかったように皆が仕事をしていて、今日はとても気まずい思いをしてしまいました。それにしても日本人、生真面目すぎます。まあ、そこがいいところなんですけれどね。

 さて、新作の発表も無事終えて、今は少し気が緩んでいます。こういうときは、酒を飲みながら”アロマ”の香りに耽るに限ります。そう、アロマオイルです。何を隠そう、実は私、アロマ・フェチなのです。

おまえのフェチ自慢なんてどうでもいいよ・・・

 
 ・・・さて、どのくらいフェチかというと、このくらいです



 大したことないとおっしゃられる方もいるかとは思いますが、そんなあなたは、

きっと病気です

 さっそく明日にでも病院に行った方がいいでしょう。といっても、僕にはその必要はありません。なにしろ、自分が病気であることをしっかりと自覚していますから。

 で、今日の話はというと、”なぜ人は香りに幸せを感じるのか”という、とても深い話です。アロマに限らず、世の東西を問わず、人類は太古より様々な香りに惹かれ、香りと共に暮らしてきました。その理由を簡単に言ってしまえば、”癒やし”であったり、”恍惚”であったり、あるいは宗教的な儀式における、いわゆる”トリップ”効果であったりするわけですが、(とりあえずトリップはおいておいて)なぜ人は香りに癒やしや幸せを感じるのか、そこのところを考察してみたいと思います。

 一般的に言われているのは、アドレナリンドーパミン、あるいはセロトニンといったホルモン(カテコールアミンという化学種に分類される)の分泌を促進する、というものです。こいつらが中枢神経に作用して、人をいい気持ちにさせるというわけですね。なんとも素敵なやつらです。と、喜んでばかりはいられません。それじゃあ、薬物とかわらないじゃないか――

 さっそく調べて見ました。その結果、

実はよくわかっていないようです

 しかも怪しい煽り文句がやたらと目立ちます。例えば「依存症にはアロマテラピーで癒やしを」とか。科学的根拠なんてもちろんありません。もう売りたくてしょうがないといった感じですね。

どこかにもいたな、そういう物書きが

 ・・・結論から言うと、よくわかりません。でも決して安心もしていられないようです。もちろん僕は続けます。なにしろ、あんなに買い込んじゃったわけですから。もったいなくて捨てる勇気もありません。

 ということで、まったく役にも立たない話になってしまいましたが、安易に快楽を求めることは常にリスクと背中合わせ。それだけは注意した方が良さそうです。

えっ、いまいちピンとこない?

 わかりました。そういう人には、この本がおすすめです。賢明なる読者ならもうおわかりですね。そう、除妖師IIです。実はこの作品の副題は、「快楽の代償」なのです。薬物の恐ろしさに斬新なるメスを入れた、今話題の問題作ですね。

お、おいっ・・・

 ただし残念ながら、この本だけを読んだだけではなんのことやらさっぱりわかりません。そんなあなたにおすすめなのが、第一話目の除妖師です。これであなたの素敵な未来も約束されたに等しいでしょう。

今度はマルチ商法かよ・・・

 いえ、違います・・・幸せ宅配便なのです。たったの¥349で幸せが買えると思えば、安いものです。ということで、なんだか新興宗教のいかがわしい霊感商法みたいになってきたので、これでやめておきましょう。要するに、今日は自分のアロマ自慢をしたかっただけなのです。

ほんっと、最低なクズだな

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