2013年12月30日月曜日

今年を振り返って ――いろいろなことがありました――

 少し早いけれど、僕的な今年のベストファイブの発表です。

おい、誰も訊きたくねえよ・・・

 あー、うるさい。外野は黙ってな! ということで、さっそく始めますよ。まずは、ベスト5。

 KDP界の書評家のパイオニアと言っても過言ではないあの「音楽通・・・」さんに、拙著「出来損ないの天使」が、栄えあるNo.1の評価をいただきました。KDPが日本に上陸して間もない時期のことです。


 なんでこんな作品が、と思われた方も多いかと思いますが、実は僕もそう思っています

駄目じゃねえか・・・

 うるせえな、ほっとけよ・・・ということで、さっそくベスト4へ進みたいと思います。今年のベスト4は、そう、賢明なる読者の方々はもうおわかりですね。

わかんねーよ

 とても残念です。バカはいつまで経ってもバカということなのでしょうか。
 では改めて、今年のベスト4は――そう、ビジネスライターであるエバンジェリスト ZOROさんとの出会いです。きっかけは、メールでした。誤字脱字だらけで有名な拙著に、なんと校正をしていただいたのです。ありがたい話です。それ以来ZOROさんは、僕の新作が出る度に、しかも無料キャンペーンを実施することがわかっていながらその前の有料販売期間中に拙著を購入して、世界一誤字脱字の多いといわれる拙著を校正してくださったのです。ZOROさんなくして今の僕はあり得ないといっても、過言ではありません。でもそれだけじゃありません。ZOROさんを通じて、とても素敵な方に出会えました。実際に現実の世界で会ったわけではないのですが、その素晴らしい人となりは、その方の綴る文字からにじみ出ていました。
 でも残念なことに、その方はもうこの世にはいらっしゃいません。忘れもしない今年の9月のことです。その悲報を知らされた僕は、しばらくは筆をとろうという気力もありませんでした。でもそんな僕に渇を入れて下さったのもZOROさんです。余命幾ばくもない病床で愚輩の作品をお読みになられていたという話をうかがったときには、もう溢れる涙を止めることは叶いませんでした。この場を借りて、改めて崇高なる魂に合掌をさせていただきたいと思います。

 さて、それでは次に今年のベスト3です。ベスト3は、今年始めて参加した文学フリマです。文学という世界にまるで縁のなかった僕にとって、それはとても新鮮で、そしてとても刺激的な経験でした。しかも素敵な出会いがありました。Twitter等では存じていましたが、実際に会ってみると、感動もひとしおなのです。あのとき拝見した犬吠埼さんと幻夜さんの熱く滾る魂――きっとこの先も決して忘れることはないでしょう。いつかあの方々と酒を交わしながら熱く語る、それが僕の夢なのです。

 ではいよいよベスト2です。何を隠そう、それは、「除妖師」シリーズの創作です。春先に色々と悩み、それまでの文体(といってもゴミのようなものですが)を捨て、魂の叫びに忠実に従って書いたのが、この作品です。今でもたまに読み返すことがありますが、おそらく今の僕にはこれ以上の作品は書けないだろうと、そのたびに思うのです。

 そして最後に、今年のベスト1です。もう賢明なる読者様はおわかりですね。そう、つい先日の経験です。ほんの3年前まで小説を読むこともほとんどなかった僕が、評論家の栗原裕一郎さんや、作家の朝倉かすみさん、それどころか、作家であり教授である、あの盛田隆二さんにまでお会いし、しかも貴重なお話まで聞けたのです。
 おそらく今の僕は、ご飯を食べなくても3ヶ月は生きていけるでしょう。それくらい、でっかいエネルギーをいただきました。

 ということで、今年一年をひと言で表現するとすれば、

とても素敵な一年でした

 そして改めて最後に、僕の愚作を読んでいただいた読者の方々、共に電書の世界で頑張って下さった作家の方々、きんどうさんをはじめとする電書世界の伝道師の方々に、深く御礼を申し上げたい次第なのです。

本年はまことにありがとうございました。来年も、よろしくおねがい申し上げます





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