2013年8月6日火曜日

お酒の話 1 (モルト・ウイスキー)

 今日はお酒の話。私はお酒が大好きだ。と言っても、実は、味はよくわからない。基本的に酔っぱえればそれでいい。ただし、唯一の例外がある。それがモルト・ウイスキーである。

 PCのドライブを整理していたら、かつての購入記録が見つかった。

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2006.01.06
 ラフロイグ10  \3695
 ザ・マッカラン12 \3808
2006.01..8
 ザ・グレンリベット12  \2500
 グレンフィディック12 \2500
              世界で最も売れているモルト
 タリスカー10 \4600
              スカイ島唯一の蒸留所で造られ、特に海の香りが強い
2006.3.24
 ラガヴァーリン1258.2  \7580
2006.4.10
 アベラワー15年  \3880(税込)
 アードベッグ10年 \3980(税込)
 アイリーク \2300(税込
2006.4.15
 スキャパ14 \4466
2006.4.28
 マッカラン1843度・700ml  \8505(税込)
 ポートエレン19プロベナンス43 \9639(税込)
2007.12.24
 バルベニー・ファウンダーズ・リザーブ10 \2999(税込)
 アラン・シングルモルト700ml 43  \2950(税込
    1995年に160年ぶりに復活したアラン蒸留所のシングルモルトウィスキー
 アイリーク 700ml 40 \2310(税込)
 マッカラン12年シェリーオーク700ml 40 \3233(税込)
2008.3
 グレンモーレンジ 10750ml43度 \3489(税込)  あっさり
 ラフロイグ・クォーターカス700ml48度 \3569(税込)
 マッカラン12700ml40 \3233(税込
 ラガヴーリン16750ml43 \4724(税込)
2008.
 アイリーク 並行40700ml  \2458(税別)
 グレンタレット10並行40 \3480(税別
 ザ・マッカラン1240700ml \3480(税別)
 クライヌリッシュ1446 \3900(税別)  ★★★ スパイシー
 アンノック12年並行40 \2980(税別)  ★★  あっさり
 タムデュー 並行 40  ¥2572(税別) 
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 ずいぶんと昔の記録ではあるけれど、どうやらこの頃からすっかりモルト・ウイスキーにはまっていたらしい。
 と、ここで、モルト・ウイスキーを語る前に、私の飲酒履歴をご紹介したい。
 山口県で育った私は、実は下戸だった。当時の田舎では高校に入学すれば酒を飲むのが当たり前で、親戚が集まれば宴席に呼ばれ、友達と夏祭りに行けば、その後で宴会。しかし下戸な私にはそれが苦痛でならなかった。高校時代応援団に所属した私は、打ち上げでスナックにも連れて行かれた。ぐるぐると回る天上を見ながら、この世の地獄を味わったものである。
 そんな私が下戸から卒業したのは、大学生になってからである。国立大学を落ちた私は、私立大学に入学せざるを得なかった。貧乏な半業農家に余裕はない。3つの奨学金を得た上に、家賃1,400円の学生寮に入った。12畳の部屋に、異なる学年の同居する3人部屋である。その日から僕の人生は大きく変わった。
 毎晩が宴会だった。新入寮生(下僕と呼ばれた)に、勧められた酒を拒否する権利なんてもちろんない。最初に覚えたのは吐くことだった。毎晩吐いて、終いには喉が切れて嘔吐物に血まで滲んだ。起きるのは昼過ぎで、しかも重度の二日酔い。授業なんて論外である。だから初めて授業に出たのは、入学して2週間も経ってからのことだった。(私が格闘技の世界に進んだのは、実はこれが原因である。人気のあるサークルはすでに募集を打ち切っており、残っていたのは武道系の体育会だけだったのだ)
 そんな私の身体に変化が現れる。2ヶ月もするとすっかり酒に慣れ、3ヶ月経った頃には自分から進んで飲むようになっていた。アルコール・ジャンキーの誕生である。夜ごとディスコに出かけては、酒を飲みまくった。(当時のディスコは飲み放題だった) 寮に帰れば、また飲む。朝まで飲んで夕方に起き、部活に出かけて夜また飲みに行く。貧乏人によくそんなお金があったな、と思われるかもしれないけれど、もちろんそれには理由がある。私の大学生活は、バイトに暮れる日々だったのだ。自慢ではないけれど、50種類近くのバイトを経験した(この辺の経験の一部は、拙著”除妖師”にも使わせていただいています)。家庭教師、塾の講師・・・ここまではまだいいけれど、ビルの解体、運送屋、墓場の掃除、新薬のモルモット、深夜の道路掃除、あるときなどはテレビに出演したこともある六大学対抗、我慢大会というやつだ。真冬のスキー場で”人間そり・レース”というのをやらされてひどい目にあった。じゃんけんで”そり”役(私は引っぱる係)にされて急斜面のゲレンデを転がり落ちた私の友人などは、終わった後にマジで泣いていた。
 話がそれたけれど、要するに授業などほとんど出ずに、バイトと部活と、そして酒に明け暮れた”5”年間だったのだ。(実はもう少しで放校になるところだった)
 さてと、本題のモルト・ウイスキーの話であるが、前置きが長くなってしまったので、これは明日にすることにした。
 大変失礼!

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