まさに僕のことを言っているような見事な標題。幾多もの後悔を重ねてきた僕ならではの、心の叫びといっても過言ではないでしょう。
ところで、先ほどある記事を目にしました。これです。
【朗報】Kindle作家さん、売上や販売部数はドンドン公開していってOKなんだって
おー、それは素晴らしい! と一瞬思いましたが、よくよく考えてみれば、ちっとも朗報なんかじゃありません。生き恥をさらすだけなのです。小学生の小遣いにも満たない売上を公開して、いったいどうしようというのでしょうか?
おい、ゴミくず。そりゃ、おめーだけだよ
どこからか、あまりよろしくない声が聞こえてきました。もちろん無視です。で、話を戻しましょう。「たくさん売れています」というコピー、僕にはそれが宣伝効果になるとはあまり思えないのです。むしろ、逆効果なのでは、と。でももし仮にそれが効果的だとしたら、こまった人たちが出てきそうです。そう、嘘つきです。百万部突破、だとか、売り上げ一千万円、だとか――
そりゃちょっとやり過ぎだろう
たいへん失礼いたしました。でも、百部しか売れていないのに「一万部突破」くらいのほら吹きなら、出てきてもおかしくはありません。じっさい某Twitterでは、ちっとも売れていなくせに「大人気!」だとか「売れています!」だとか、見る方が恥ずかしくなるような文言を並べている人も見受けられるわけです。
それって、おめーじゃねーのか?
ち、違います。大好評、くらいは言ったことがありますが……(でも本当は、ちっとも好評じゃありませんでした)
やっぱりそうじゃねえか
嫌な過去は、この際きっぱり忘れましょう。で、問題なのは逆効果だけではありません。会社でエセ財務をやっている僕からすれば、飛んで火に入る夏の虫な訳です。良いですか目立ちたがやりさん、年間20万円を超える副業での収入は、雑所得として確定申告しなきゃならないんです。そう、国民の義務、納税です。もちろん納税は、安全で快適な社会生活を送る上で当然のことです。でももしあなたがそれを怠っていたとしたら、たちまち税務署から強面のおじさんが押しかけてきます。
まあ、自業自得ですけどね
と、毎度のように話が脱線してしまいました。本題に戻しましょう。どうして人は、言わなくとも良いことを、つい口走ってしまうのでしょうか? SNSでの暴言騒ぎもしかり、けっきょく最後は謝らなきゃならない事件が後を絶ちません。僕はその原因は、孤独にあると思っています。
またかよ……
呆れて鼻くそをほじる前に、ぜひとも聞いていただきたい。多くの人にとって一番辛いのは、罵声を浴びせられることよりも、無視されることではないでしょうか。自分自信の存在を否定されることが、とてもいやなのです。そしてその孤独に耐えきれなくなって、ついよけいなことを、しかも実際よりも大げさに言ってしまう。ある意味、人間の性なのです。
じゃあ、どうすればそれを防げるのか? そんなことは、僕に聞かないでいただきたい。なにしろ今日も、
ついよけいなことを言ってしまったばかりなのですから
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