拙著「除妖師」の表紙を変更しました。理由は、値下げしたにも拘わらず、
ちっとも売れない
からです。実はこの作品には非常に思い入れがあって、今のお寒い状況をどうしても放っておくわけにはいかなかったのです。
その思い入れとは――
元気です
科学技術が発展し、コミュニケーションの環境が驚くほど整備され、もう何も言うことがないように思えますが、本当にそうなのでしょうか? なんだかみんな疲れてしまって、元気がないように思えるのです。
おい、お前が一番元気なさそうに見えるぞ……
そのとーりです。もう、まるで元気がないのです。そこで僕は考えました。元気の出る小説は書けないものか、と。いろいろ考えたあげく、それは常識から乖離していて、でももしかしたら、実際にあってもおかしくないファンタジーに違いない。そういう結論に達しました。しかもそれは、徹底的に明るくなきゃならない。そこで僕は、ある方法を考えました。それは、
酒を飲んで書く
ということです。妄想が極限まで膨らみ、空でも飛べそうな気分で書けば、根暗な僕でも夢のある物語が綴れるんじゃないかと。決して、好きで毎日酒を飲んでるわけじゃありません。小説のためなのです。
うそつけ……
はい、申し訳ございません。完全にうそをついてしまいました。ただ、朝書くのをやめて夜に集中したのは事実です。もちろん毎日酩酊状態です。だからしょうがないのです。多少の誤字脱字も。だって酔っ払ってんですから。
多少じゃねーよ
そうでした。ということで、新しい表紙をご紹介しましょう。ついさっき酒を飲みながら一時間もかけて作成した大作です。小細工はやめて、シンプル&ポップでまとめてみました。これで売り上げも百倍くらいになることでしょう。明日からが楽しみです。ちなみにアマゾンで更新されるのは明朝あたりになるかと思います。でわ。
【後日談】
売上カウンターを見て、凍り付いています。カウンターが壊れてしまったのでしょうか? ちっとも動きません……
いいんです。もう慣れていますから。打たれ強くなったどころか、パンチドランカーになってしまいました。
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